■ 八卦掌
■ 形意拳
まず他の拳法と異なって円周上を歩きながら型を演じます。
そのために まず円周上を歩く事から始まります。
その歩きも泥田の中を歩くような歩き方をします。
八卦掌はその掌の形に特徴があります。 龍が珠を掌中にしたような形、龍爪掌です。
型は八つありそれぞれに
第一掌:単換掌、
第二掌:双換掌、
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第八掌:八仙過海、
などの名称がついています。
また 八卦掌はすばやい変化を特徴としておりますので 転身という、身をひるがえす動きが多用されます。 さらに掌や脚など全身を捩り攻撃や防禦に利用しています。
そのため相手の思いもよらぬところからの攻撃が可能になり これが技法上のおもしろさになっています。
八卦掌を練習すると足腰が丈夫になり身を廻し、伸ばすことでしなやかで活力のある身体にしあがります。
また捩った動きと龍爪掌は気功法としても優れた効果を発揮します。
武術は技のエネルギーの出し方によって 大きく三つに分類されます。
- 筋力やスピードを重視するもの
- 呼吸や意念、氣功を主とするもの
- その中間にあたるものです。
この内功を深くするために粘るような捏ねるような動きをしながら 身体を練り上げていきます。
このとき身体の内側から 融けて液状化してくるような感じがしてきたら 相当「功」が深くなったといえます。 また呼吸もゆっくり粘るようにしていきます。 呼吸が熱くなってきたら良しとします。
八卦掌の攻撃には掌打を使いますが この内功を使って打つと軽く打っても驚くほど効果があります。
守りの場合でも、直接相手の攻撃を受けるようなことはしないで 攻撃の方向をズラしたり 無力化したりして 相手が攻撃出来ないようにし、 封じ込めていきます。
通常、内功の修得には長い年月を必要としますが 私の所では短い期間でも習得できるように 特別な方法を用いております。
■ バックスピンを使った掌打のやり方
■ 練習風景
関 孝憲のプロフィール
熊本県生まれ
1975年 東京で大学在学中に武術をはじめる
その後、関西で武術の指導をしながら
武術とは何かについて研究し、
独自の方法を開発する。
2009年 關塾をひらく
私と八卦掌との出合いは昭和50年の夏でした。 太極拳を習うつもりで神社の境内に行ってみたら そこでは 太極拳だけではなく 八卦掌や形意拳も教えてくれていたのです。 イチョウの木の周りをグルグル巡って 型を練ってる人がいました。 それが八卦掌でした。
動きのめずらしいのと 美しさに感嘆して 思わず 師に「これっていいですね。」といったら 「君にはこれがわかるのかね」と言われたのを覚えています。
そこではまず太極拳を習いました。 ゆっくりした動きができず苦労しました。
それから形意拳です。 形意拳は跟歩という独特の歩法にとまどいましたが わりと早く覚えられました。
その次が八卦掌です。 これは円の上を廻りながら円運動の連続です。 目が廻って何が何だかわかりません。 一年もすると慣れて来ました。 八卦掌には剣と棍があります。
それから10数年、一生懸命に稽古に励んできました。 ところが、時代が昭和から平成に変わる頃 自分の武術に一大疑問を呈する出来事が起こったのです。
その事がきっかけとなり、 武術とは何か? その本質を極めてやろうと強く決意したのです。
それから20年、ようやく 「これが武術だ。」「このように学んだらいいんだ。」 とわかるようになりました。
武術の全貌が姿を現してきたのです。
それは八卦掌や太極拳、形意拳という武術は
- 形式を覚えただけでは役に立たないということ。
- 型とは別に内功というものを理解し、身につける必要があるということ。
- その内功とは 呼吸法、意念、氣功などで創り上げるのであるが、これがひじょうに修得し難いということ。
- 八卦掌や太極拳などではその創り上げた内功を武技の中に取り入れて使っているということ。
- さらに、その型(套路)そのものが内功法になるように考慮されており全体を重層的に理解しなければならない ということ。
これら三つの拳法のなかでは八卦掌から入るのがもっとも内功を深めやすいようです。
「武術・護身術としての太極拳」と言われても、なかなかイメージできないかもしれませんので、【無料体験・見学会】を行うことにしました。
はじめての方は、まずは無料体験にお問い合わせください。
実際にどのように行っているのかをあなたの目で見てください。
追伸;
武術といっても、ハードな練習をするわけではありません。私も経験がありますが、ハードな練習は長続きしません。
だから、無理なくできる内容と時間を考えて指導を行っています。
ご興味のある方は、無料体験を行ってください。疑問のある方は、「お問い合わせフォーム」からお気軽にお問い合わせください。